実験ハウス

2013.08.08

このハウスは昨秋に新設した圃場で、購入した2009年の春から肥料は投入していないところです。
考えあってこのメロンも引き続き無施肥で栽培して、今日から収穫を迎えました。

その考えとは8月に入ると気温、湿度などで、どうしても病害虫が活発になるので、それを少しでも抑制するためには、余計な肥料分を押さえることが肝心なのだろうと思いはじめたことが始まりました。
作物を持ち出すことになるから、その分の肥料を入れないと土が痩せるというのは一般的な考え方ですが、人間の都合で投入する肥料だけが作物にとっての有り難い養分なのか？とはちょっと違うのではないかと思っています。土の中にはまだ解っていない微生物の世界があります、それは宇宙と同じ様に、、。

メロン栽培にとって厄介なアブラムシもいますが、ベタつく程でなく問題なし。ハダニもいますが一部の株だけで広がる様子無し。写真を見れば解ると思うのですが、樹勢が健全な状態で収穫を迎えられています。

虫の発生周期や量、月齢との関係などありますが、この時期で農薬を使わないで収穫を向えることができるとは、、。まだまだ解らないことが多いですね。メロンの玉はやや小さめになっていますが、これは栽培上のことで肥料とはそんなに関係ないと思っています。食味、糖度などとても良好です！

この後秋には緑肥メーカーの協力で、まだ未発売ですが有望な緑肥を試験する予定です。植物だけで上手く循環する理想的な畑を、手探りですが実験続けていきたいと思っています。

この最後のハウスの収穫はお盆ころまであると思います。よかったらSHOPからポチッといかがですか？