100年計画

2015.02.12

 いま住んでいるこの家は今年で築95年を迎えます。

この富良野の鳥沼地区は開基120年。もうこんな古い家はほとんど残ってないと思いますが、時代の流れともに何度か改修、増築して今も健在です。
当時のことを想像すると、巨木の原野と湿地の開墾から始まって間もないし、厳しい気象条件で生活するだけでも大変だった時代だと思います。歴史ある本州の100年住宅とはちょっと違う佇まい、開墾精神の逞しさみたいなものが感じられる家です。
私達が縁あってこの家に住み始めたのは5年前。その時の軽い改修写真スライドは→こちらに。

前職が二人とも建築関係でしたので、最初は2〜3年後にはコンパクトな暖かい家を敷地内に自分たちで新築して、この家は工房か趣味の家に改修しようと考えていたのですが、少しずつ考えが変わり、いまではこの家をもう100年住める家にしたい計画になってます！もう100年はさすがにオーバーですが、私達の次にここを所有される方にも住んで貰えるような家にしたいと思ってます。

まだ計画は始まったばかりですが、図面と模型は作ってみました。前職がら見積もりまで出来るので予算もだいたい把握、この農地購入の借金が無くなる予定の数年後に取りかかりたいと思っています。柱や梁はすごく立派な材料で組まれてますので重厚感は今の住宅には真似出来ない物になるでしょう。過去に増築された部分は取り壊して、原型と木組みを活かして、今のところは出来るだけ自力でリノベーションしたい考えです。

しばらくはこの計画の妄想で楽しめそうです！