メロンの苗

2015.03.22

最初に植えるメロンの苗が順調に育ってきました。

種を播いて25日目、あと4〜5日でちょうど植え頃を迎えまして、その頃のお天気も良さそうなので期待しているところです。ということは3月中に栽培ハウスに移植することになります！
これは開業以来最早になりそう、まだ寒い日がやって来るとは思いますが、いい苗に仕上ってますので、いい時に植えて根着かせれば大丈夫でしょう！

ウエダオーチャードのメロン苗は接ぎ木を辞めて、そのメロンの根で育てて3年目になります。
何年も連作と続けていると障害も出易くなるのでその障害に強い下半身（別の品種の根）にするのが一般論として行われています。
自根だとメロンも美味しいと言われますが、なりより切ってくっ付けての作業が無くなり、育苗管理も楽になり、苗にストレスが掛からない分、その姿も健全で生育も順調に進みます。まあもし酷い病気が出て蔓延したとしたら、そのハウスは諦めて別の場所にハウスを移設するという当初の計画で、余裕あるハウス建設してますのでそう対応するつもりです。でもそんなことにならないだろうと感じるようになってきました。

病原菌は怖いのですが、土壌には必ず存在するものと考えて、その菌を優勢にしない環境作りをすることが農業者の努めでもあると強く思うからです。
ある微生物学者の言葉ですが「病原菌はもともと弱い微生物である、もし強かったら人類をはじめ、地球上の動植物は存在していない」
そうですよね、自然界の絶妙なバランスの中での農業は矛盾しますが、少しでもそれに近い環境を考慮するだけでも、いい結果を望むことができるのではないかと思うこの頃です。