北かれん

2014.08.01

ゆめてまりと同じく北海道立花野菜技術センターで開発された品種「北かれん」です。

赤肉メロンでは香りがある方で、肉質も滑らかな口当たりが特徴です。試食されたお客様が「夕張メロンと富良野メロンを足して割ったみたいね」とおっしゃられました、そんな感じです。
富良野メロンは夕張メロンと違い、気候条件と時期に合わせて品種を変えてゆきます。各地区の生産者組合によっても違いますので5〜6種類のメロンが作られていると思います。傾向は大きめ、甘め、堅めといったところでしょうか、、。

北かれんは収穫時期に黄色くなりやすいということで市場流通向きではないみたいですが、とってもいいメロンなんです。栽培スペースを与えて樹勢草勢を強めにして、余計な玉を摘果していい網目を出してやると、白〜黄肌ベースだからアールス系温室メロンみたいな品のある外観に仕上がります。

そして夏の高温期に発生するアブラムシへの抵抗性もあるんです。すぐ隣のキングメルティとは大きな違いが見て取れました。なにやら吸引し難い葉っぱの性質があるらしく、羽成虫はいるのですが幼虫コロニーがあまり増えません。これはウチにはとても有り難いことで、後半の懸念材料がひとつ消えそうです！

この夏は北かれんを4棟栽培していまして本日8月1日より3棟目の収穫に入ります。このハウスだけなぜか小さめになってしまいました、、、すいません、、後で分析します。
商品No.1とNo.2をご注文のお客様は少々お待ち戴いております。4棟目の最後のハウス（8/7頃予定）は通常の大きさありますのでそこの収穫で発送します、今暫くお待ち下さい。
あと明日8/2には商品No.１の受注を締め切ります、No.２とNo.３は8/10頃には締め切る予定です。

そろそろカウントダウンし始めます、ご用命はお早めにお願いいたします！

＊育種用に登録された固定種メロンの両親より良い部分を引き出す雑種強勢技術（F１：一代雑種交配）で日本の網目のあるメロンは作られています。ここまで徹底して品種改良されているメロンは日本独特の物みたいです。種用交配受粉作業は昔ながらの雄しべ雌しべ掛け合わせて袋がけする手作業です。