CONCEPT 〜ウエダオーチャードの農業について〜

CONCEPT 〜ウエダオーチャードの農業について〜


Quality well   Taste good 

DSC_0012.jpg

”品質と美味しさ”はウエダオーチャードの生命線。
夏の贈り物としての果実を生産し販売することを業となす者として
”それ”をいかに追求し維持していくか、キーワードごとに考えをまとめました。

品種

メロンやスイカにはたくさんの品種があります。大別すると作り易くて多収が見込める品種、美味しいけど作り難くて収量が上がらない品種など。
ウエダオーチャードのメロン品種(キングルビーとキングメルティ)は後者にあたります。
いかにして良い品種に出会い、選ぶか。これがスタートとして最も重要と考えます。

環境

DSC_0006.jpgメロンやスイカのルーツは砂漠の生き物、乾燥日照を好みます。
北海道富良野。梅雨がなく春から夏にかけて晴天率高くて爽やかな空気が流れています。
加えて盆地気候、朝晩が冷えるため果実の糖度のりが良くなります。(人間にとってもいい環境)
真夏の果実(メロン&スイカ)の産地として最良の条件が揃っている場所だと思います。

その環境を活かすには内環境(ビニールハウス)が大事。
決まった面積にたくさん植えて混み合わせ、管理不十分で高湿度にすると必然的に品質は低下します。
ウエダオーチャードでは内環境でメロンに十分のスペースを与えて管理、コントロールしています。
イメージは”仮想砂漠のオアシス”です。

肥料

肥料は土に与えるものと基本的に考えていますので有機質肥料が主体です。(2010年度より有機JAS認定肥料のみ使用。)
施肥設計は勘に頼らず、しっかりと化学的分析をお願いして必要な成分だけ補給するようにしています。
肥料で果実を甘く、大きく、美味しくしようとは考えていません。
内環境をしっかり整えれば富良野の気候が真夏の果実にとって”最良の肥料”となることは間違いありません。

農薬

いまの農産物の大量生産、大量消費の時代の中で”品質と美味しさ”をに求めるに農薬が必要であることは理解しています。
ウエダオーチャードも”それ”の維持のために必要に応じて農薬を使用します。(2010年度より有機JAS認定農薬のみ使用。)
ですが本当は使いたくありません。(これはほとんどの農家が思っている事、直に農薬を浴びたい人はいないと思います)

農薬を使わずにメロンは出来ないものか?よく観察していろいろと考えてやっています。
・食害する虫たちをビニールハウスに入れないためサイド換気部分に防虫網を張る。
・ハウス支柱際の雑草は除草剤ではなくマルチングで防ぐ。
面倒な作業なのでやっている農家は他に見かけませんがこれだけで主な害虫の侵入はだいたい防げます。
しかし完全ではなくわずかな隙間から侵入し害をなす虫たちを我慢の限界ごろに部分的に殺虫剤で退治しています。
病気らしい病気にはまだあっていませんので殺菌剤は使ったことがありません。内環境が功を奏していると思います。
しっかり観察していろいろと試してみる。植物にも昆虫にも結果がはっきりと反映されますので実に面白いところです。

*2008年度の農薬実績
・1番ハウスメロン   殺菌処理されたJAの苗を購入しました。当園では使わずに収穫できました。
・2番ハウスメロン   2番からの苗は独自で播種、育苗しました。収穫まで使わずに大成功!。
・3番ハウスメロン   定植時に植穴に予防的殺虫剤を投入、収穫直前に部分的に殺虫剤を1回使用しました。
・4番ハウスメロン   定植時に植穴に予防的殺虫剤を投入、収穫までに部分的に殺虫剤を2回使用しました。
・露地スイカトンネル  定植時に植穴に予防的殺虫剤を投入、収穫までに部分的に殺虫剤を2回使用しました。

昨年2008年度はウエダオーチャードとして”品質と美味しさ”を維持できて収穫まで予想以上の好結果に終わりました。
しかしこれからは気候変動などで予断を許しません。しっかり観察して最低限の使用にとどめ、できれば使用しないで収穫までもっていきたいです。
うまく成功しても価格に反映させることはありません。あくまで自己満足、評価は皆様にお任せします。

*2009年度から全ての苗は独自で播種、育苗し定植時の植穴への予防的殺虫剤の投入はやめました。

販売

メロン7.jpgメロンとスイカは直接個人の皆様にたくさん販売したい。そして評価を頂きたい。
これがウエダオーチャードの”品質と美味しさ”を長く維持するために不可欠な方法だと考えます。
もしも皆様のご支持を得て商売繁盛となる日が来ても、欲に迷わず余力を残していい仕事にあたるつもりです。
料理人や工芸職人のような方々の品質に対する感性、大切だと思います。

いままで培った経験を農業に活かし、また農業という枠を越えて皆様とお付き合い出来る事を願っています。



農業経歴 それぞれが学び覚えたことに自分達の色を少し加えて実践しています。


上田 聡   2006年4月より2年間富良野市山部の木村農園にて新規就農研修生として働き始める。
       木村農園は山部メロン生産組合でも秀品率が高くトップクラスの成績を誇るメロン農家。そしてスイカも美味しい。
       2008年4月から認定農業者となり山部南陽地区の農地を借りてメロンとスイカを生産、販売。
       2010年度より富良野市鳥沼地区の農地を購入し順風満帆スタート。

上田 桃子  2006年4月から農作業ヘルパーとして主に山部のメロン農家志賀農園に勤める。
       2007年3月より志賀農園の常出面として雇用していただき、ウエダオーチャードと掛け持ち3年間。
       志賀さんは誰もが認めるキングルビー作りのトップランナー。キングルビー種屋さんのカタログの表紙写真はこちらのメロンです。
       2010年度より夫婦ふたり新天地でスタート。




LinkIconSHOPに戻る